生駒ファーム

平成14年から続けてきたアイガモ農法

アイガモ農法の特徴は「お米づくりに必要な、すべての生き物が共存する自然農法であること」。毎年5月に田植えをしてその2~3週間後、合鴨を水田に放ちます。
6月から8月末までは合鴨たちが田んぼでお仕事をするシーズン。田んぼで一生懸命に動き回るかわいい姿にほっこりします。 「合鴨たちが元気に田んぼでがんばってくれている様子をみると、合鴨にとって心配ないものは一切田んぼには入れたくないな・・・と心から思います」と優しい眼差しでアイガモ達を見つめる冨満さん。 生駒ファームでは、除草剤・農薬(殺虫剤・殺菌剤)・化学肥料を一切使用していません。
合鴨は田んぼ横の小屋で暮らしながら田んぼを守ります。昼間は列をなしてガーガーと勢いよく動き回り、田んぼの中にいる稲の害虫や草を食べて暮らします。ただし、ヒエという力強い雑草だけはアイガモも食べないので、人の手で除草が必要です。


湧き水で育てたお米をお日様の力で乾かして甘いお米に

生駒ファームの水は霧島連山の湧き水。生活排水が一切入らないように工夫された水源から直接田んぼへ引いてきた水です。
毎年生駒ファームは、10月後半〜11月中旬にかけて大忙しの季節。いつもの農作業に加えて、稲刈り→天日干し→脱穀作業と天気と睨めっこしながら気を揉む日々が続きます。 まず田んぼに大きな鉄パイプを組み立て、稲を刈り取り、全て手作業で稲木にかけていきます。そしてそのまま約2週間天日に干します。昔ながらの方法でゆっくり風に当てながら低温乾燥したお米の味は格別で、冨満さんも「おいしさが全然違う」からと天日干しにこだわります。
生駒ファームでは、出荷前にピンセットで虫食いのあるお米(黒っぽいもの)などを手作業で取り除いてから袋詰めを行います。そのためご注文後即発送はできませんが、一粒一粒丁寧に育てられたお米の味をぜひお楽しみください。