ながつみかん園

水はけの良い山の土から作られるみかん

ながつみかん園は日南市大窪地区にあります。日南市内から山道を上ったところにある山間の地区。「ここは昔からみかんの栽培が盛んなところです。当時からイノシシ、タヌキ、アナグマなどの動物と戦ってきました」と長津さん。
畑は山の斜面にあり、見渡すと斜めに地層の岩肌があちこちに頭を出しています。畑にむき出しになっている岩は、ざらっとしてボロボロと手の上で崩れるとっても脆い岩砂。「おいしいみかんは、水はけの良いところで出来るんです。この三紀層という水はけがよい土地のおかげです」。長津さん自慢のみかん山です。
そんな土壌だから木や実に水を溜め込むことがなく、木にも適度にストレスがかかり、自然と糖度が増していくそうです。
長津さんのみかんは甘みやコクがしっかりあり、味が濃いのが特徴。特に人気は極甘のスペシャルみかん。毎年購入するリピーターの予約で半分以上があっという間に売れてしまうほど。甘いみかんほど虫や病気にかからないように栽培には手がかかりますが、お客さんの顔を思い浮かべて頑張ります。


生搾りジュースのお店も営む柑橘農家

柑橘専門農家で晩夏から翌春にかけて様々なみかんを出荷しています。8月の極早生みかんの出荷から始まり、11月のスペシャル、12月の興津、3〜4月に日向夏や不知火など年間通じて約7〜8種類の柑橘を生産しています。
ながつみかん園は、自園の柑橘をふんだんに使った生搾りジュースのお店も経営。おれんじ亭というテイクアウトだけの小さなお店で、お店の一番人気は旬のみかん生搾りジュース。観光客はもちろん地元の人も立ち寄る人気店です。
ジュースにするためにもみかんの美味しさ第一で、減農薬栽培。果汁たっぷりの甘いみかんに酸味のあるみかんやレモンをブレンドしたり、地元のフルーツや野菜をミックスしたりと、みかん農家ならではの感性でみかんの美味しさを引き立てて提供しています。

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